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ぶどうの病気

2015. . 30
<ぶどうの病気>

ワイン生産者にとっての天敵「病害」について、
ワインエキスパート試験レベルの勉強をします。


1.カビによる病気

(1)Mildiou(ミルディユ)「べと病」
欧州系品種に最も一般的な病気で、湿度により白カビ状の胞子が付く。ボルドー液で対処。

(2)Oidium(オイディウム)「うどん粉病」
うどん粉のような白い粉状の胞子で覆われ、果粒が割れる。対処法は開花時に硫黄を散布。

(3)Ripe Rot(ライプ・ロット)「晩腐病」
日本で最も多くみられる病気で、収穫期に果実が腐敗しミイラ化する。休眠期にベンレートを散布する。

(4)Pourriture Grise(プリチュール・グリーズ)「灰色カビ病」
成熟期に雨や湿気で、ボトリティス・シネレア菌が繁殖し、黒ぶどうは褐色に、白ぶどうは灰色なって腐る。イプロジオン水和剤(ロブラール水和剤)を散布する。
しかし、タイミングによっては、果皮がボトリティス・シネレア菌に感染することによって糖度が高まり、芳香を帯びる「貴腐ブドウ」となり、高品質な貴腐ワインとなる。

betobyou.jpg udonkobyou.jpg
ベト病(左)とウドンコ病(右)



2.害虫による被害

(1)Phylloxera(フィロキセラ)「ぶどう根アブラムシ」
1850年代後半にアメリカからボルドーに感染し、1860年代にはフランスで大被害。害虫に抵抗のあるアメリカ系台木「ヴィティス・リパリア」を接ぎ木して対応。

(2)Phylloxera biotype-B(フィロキセラ・バイオタイプB)
1983年ナパで発見されたフィロキセラの異変。台木はこれまで以上に抵抗力の強いもので対応。



3.細菌やウィルスによる病気

(1)Pierce's disease(ピアス・ディズィーズ)「ピアス病」
2000年頃カリフォルニアで発生。シャープシューターの唾液に寄生するバクテリア(細菌)が感染源。発見したピアス博士にちなんで「ピアス病」と名付けられた。植え替えが必要。

(2)Leafroll(リーフロール)
葉の外側への巻き込む病気で、糖度が上昇せずにぶどうの品質が低下する。感染したら植え替え。

(3)Fleck(フレック)
土壌線虫を媒介。糖度低下、味無し果になる。植え替えが必要。

(4)Corky Bark(コーキーバーク)
樹木の亀裂や節が肥大する。植え替えが必要。



4.生理傷害、生育不良の病気

(1)Coulure(クルール)「花振るい」
多雨、低温による受粉不良、土壌の窒素過多、落果により果粒が少なくなる。

(2)Millerandage(ミルランダージュ)「結実不良」
多雨、低温による受粉不良、土壌の窒素過多、落果により果粒が少なくなる。


・・・・・・・・・・・・・

ぶどう栽培をしている方々はこうした病害と日々闘っているのですね。
ワインをいただく時はこうした人達に感謝して飲みたいと思います。^^


 
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カーダル2010(ポルトガルの赤ワイン)

2015. . 22
 
本日のワインは、「カーダル2010」。

普段はあまり飲まないポルトガルのワインです。
ぶどう品種も初めて耳にする「トウリガナシオナル」。
ポルトガルでは有名なブドウ品種のようです。

2015-4-23.jpg
「カーダル2010」 (千円以内)
ラベルのシマウマ柄が大人の雰囲気でいいです。


色は深いルビー色。
甘いバニラ香が目立ち、大人しい感じがしました。

飲んでみると、第一印象でスゴイ果実味を感じ、後から濃いタンニンと程良い酸味が鼻にきます。

これは今まであまり飲んだことのないバランス感覚。
少々雑な雰囲気は否めないけど、果実味・タンニン・酸味・熟成感のいずれも強く感じることができ、美味しかったです。

強いて言えば、甘味をもう少しだけ抑えられたら完璧だったかなぁ…。

でも、これは千円しないので私的には買いです!抜栓してすぐより、少し時間が経ってからの方が美味しかったですね。

ポルトガルワインはポートやマデイラなどフォーティファイドのイメージが強いですが、スティルワインも今後飲んでいきたいと思います。

 


シノニム(別名)

2015. . 20
 
シノニム(別名)

ワイン用の有名ぶどう品種を覚えなくてはならないのは当然ですが、
ぶどうには「シノニム(別名)」があって、それも覚えなくてはなりません。

例えば、かの有名な辛口白ワイン用のぶどう「シャルドネ」は、
シャブリ地区では「ボーノワ」、ジュラ地方では「ムロン・ダルボア」と呼ばれるそうです。

このように、各地域での呼び方まで覚えなくてはなりません。

ワインエキスパートを取りたいなら、暗記するしかないのです・・・(T_T)


【黒ぶどう】

●カベルネ・フラン = ブーシェ = ブルトン

●マルベック = コー = オーセロワ

●ピノ・ノワール = グロ・ノワリアン = ピノ・ネロ = シュペートブルグンダー = ブラウブルグンダー

●ピノ・ムニエ = ミュラーレーベ

●グロロー = グロスロ

●シラー = セリーヌ = シラーズ

●グルナッシュ・ノワール = ガルナッチャ・ティンタ

●ムールヴェードル = モナストレル

●カリニャン = マスエロ

●ネッビオーロ = スパンナ = キアヴェンナスカ

●サンジョヴェーゼ = ブルネッロ = プルニョーロ・ジェンティーレ = ニエルキオ


【白ぶどう】

●ソーヴィニョン・ブラン = ヒュメ・ブラン

●シャルドネ = ムロン・ダルボア = ボーノワ

●ピノ・ブラン = ヴァイスブルグンダー = ピノ・ビアンコ

●ミュスカデ = ムロン・ド・ブルゴーニュ

●シュナン・ブラン = ピノー・ド・ラ・ロワール = スティーン

●ゲヴェルツトラミネール = トラミネール

●ミュスカ = モスカート・ビアンコ

●ピノ・グリ = グラウブルグンダー = ルーレンダ― = ピノ・グリージョ

●シルヴァネール = シルヴァーナ

●シャスラ = グートエーデル = ファンダン

●サヴァニャン = ナツ―レ

●アルテス = ルーセット

●ユニ・ブラン = サンテミリオン = トレッビアーノ

●マカベオ = ビウラ


・・・・・・・・・・・・・・・


はい、これで完璧と思いきや、ワインエキスパートの問題はカタカナでは出ません。
原語のまま出てくるので、カタカナで覚えたら次に原語で覚えましょう。
最初から原語で覚えられる人はそれに越したことはありませんが、
私は無理なので、まずはカタカナで暗記してから原語で違和感を無くすという方法を取っています。


【黒ぶどう】

●Cabernet Franc = Bouchet = Breton

●Malbec = Cot = Auxerrois

●Pinot Noir = Gros Noirien = Pinot Nero = Spatburgunder = Blauburgunder

●Pinot Meunier = Mullerrebe

●Grolleau = Groslot

●Syrah = Serine = Shiraz

●Grenache Noir = Garnacha Tinta

●Mourvedre = Monastrel

●Carignan = Mazuelo

●Nebbiolo = Spanna = Chiavennasca

●Sangiovese = Brunello = Prugnolo Gentile = Nielluccio


【白ぶどう】

●Sauvignon Blanc =Fume Blanc

●Chardonnay = Melon d'Arbois = Beaunois

●Pinot Blanc = Weissburgunder = Pinot Bianco

●Muscadet = Melon de Bourgogne

●Chenin blanc = Pineau de la Loire = Steen

●Gewurztraminer = Traminer

●Muscat = Moscato Bianco

●Pinot Gris = Grauburgunder = Rulander = Pinot Grigio

●Sylvaner = Silvaner

●Chasselas = Gutedel = Fendant

●Savagnin = Nature

●Altesse = Roussette

●Ugni Blanc = Saint Emilion = Trebbiano

●Macabeo = Viura


 


マルマコ カベソー&メルロー(スペイン)

2015. . 11
今年、ワインエキスパート試験を受けると決めたは良いけど、なかなか進みません…。(>_<)

筆記試験はその記憶量に目を回し、さらにデキュスタシオン(利き酒)も”出来ない”自信があります(汗)。

ただのワイン好きのままで良かったかも…と ちょっと後悔したりもしていますが、もはや後戻りは出来ません。ソムリエールの師匠にも「やる!」と宣言してますし。

ワインを飲むのは、毎日に近いくらい飲んでますが、なかなかのバカ舌ぶりで、味が明確に分からないことも多々あります。

美味い、不味いだけでなく、もっと細かい味を意識して飲まなければいけないと反省しています。



ということで、今日は同じ銘柄を2本、カベソーとメルローの飲み比べをしました。

2015-4-11.jpg
スペインのマルマコ・カベルネ・ソーヴィニヨンとマルマコ・メルロー。
カベルネ100%とメルロー100%です。


カミさんにブラインドで出してもらいました。最初の方は、やたらと青臭い香りでピーマンみたい。味もピーマンみたい、かつ少し軽い感じもしましたが、柔らかなスパイシーさも持ち合わせていました。
次に注がれたのは、飲み慣れた感じの香りて、味も落ち着いていて美味い。ただ、少し大人しい雰囲気なので、もう少し暴れん坊(華やか)でも良いかなぁと。

最初がメルローで、次がカベルネかな・・・正解でした。でも、今まで飲んだメルローはもっと大人の落ち着いた樽香の香るまろやかなワインが多く、美味しかった。やはり、造り手によって違うのでしょうね。


いずれにしても、もっともっと味の勉強、表現の勉強が必要です。
やるっきゃないっす!




ちなみに、これは本日のデザート。

2015-4-11(2).jpg
ミスドの新商品(?)です。
パイ生地のようなドーナツで私好みです!(^O^)/
カロリーが気になるところですが、もはや止まりません。笑